高遠でこだわり豆腐作り 歴博講座で青木さん

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豆腐作りについて語る青木智さん

伊那市高遠町歴史博物館の「第15回歴博講座」が22日、同市高遠町総合福祉センターやますそで開かれた。高遠町三義で豆腐工房まめやを営む代表の青木智さん(40)が「まめやの挑戦~三義での歴史と伝統の豆腐作り」と題して講演。手間暇をかけて作る豆腐への思いを通して人生を語り、チャレンジすることの大切さを伝えた。

青木さんは諏訪市生まれ。東京大学を卒業後、伊那市内の企業に就職したが、学生時代に出合った出来たての豆腐への思いから、2008年にまめやを創業した。

豆腐作りでは、大豆を釜とまきの火で炊く昔ながらの製法を大事にし、時間はかかるが豆の青臭さが抜け、甘くておいしい風味を引き出すと紹介。地元産の大豆に加え、天然にがりを使うことなども特色に挙げた。

寝る間を惜しんで、新たな商品開発を目指し、自身や身近な人を思いやる気持ちを失っていた青木さん。心と体が疲れ果てていったん閉店したが、16年に営業を再開。自分のペースで品質向上に力を注ぎ、「終わりはないが、一定の水準に達することができた」と振り返った。

青木さんはこれまで失敗の連続だったといい、「綱渡りの人生でもどうにかなるし、失敗しても何度でもやり直しができる。チャレンジしていくことが肝心」と説いた。

3月に同館で開く特別展「ふるさとごはんの300年」に合わせて企画した。講座では、県立歴史館専門主事の畔上不二男さん(59)を招き、「地酒王国 信州の誕生」と題した講演もあった。

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