バスとの結節強化 JR沢渡駅待合施設が完成

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テープカットを行って完成を祝う関係者

伊那市は22日、同市西春近のJR飯田線沢渡駅待合施設の竣工式を現地で開いた。同市、箕輪町、南箕輪村で構成する伊那地域定住自立圏事業の一環で運行するバス路線「伊那本線」との結節を強化し、交流促進や利便性の向上を図る狙いで、JR東海の駅コンパクト化工事に合わせて待合所とトイレを建て替えた。3市町村や地元の関係者約50人が出席し、地域の新たな拠点の完成を祝った。

待合施設は木造平屋建てで、延べ床面積は約82平方メートル。アカマツやヒノキ、スギなどの地域産材を随所に使用し木質化を図った。待合所は八角形のデザインを採用し、開放的な室内空間と広い軒下スペースを確保。八角形の柱は昨年5月に同市で開いたイベント「全国削ろう会」で製材したアカマツを使った。

待合所内には旧駅舎に展示していた地元の伊那西高校美術部員による南アルプスやバラを描いた壁面アートの一部を移設。ガラスケースも設置し、近隣の学校や住民の作品を展示できるようにした。

市は建て替えに向けて構想段階から地域住民と検討を重ね、地域のシンボルとなるようなやさしさとぬくもりを感じられる施設を目指した。建築費は4268万円。施工を西武建工、設計・監理を清水設計事務所が請け負った。

白鳥孝市長はあいさつで「沢渡駅は伊那本線と飯田線が結節する大変重要な場所であり、高校生を中心にたくさんの人が利用する。にぎわいのある施設として地域の振興につながっていくことを願っている」と述べた。JR東海飯田支店の大坂勝典支店長は「飯田線の利用者にも喜んでもらえる。今後も市と連携しながら地域とともに発展する飯田線を目指していきたい」と祝辞を寄せた。

式典に続き、伊那西高吹奏楽部による演奏が行われ、新施設の完成に花を添えた。沢渡駅を利用している同部2年の藤井七楓さん(17)=駒ケ根市=は「きれいで、かわいい」と話していた。

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