2020年2月24日付

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この時期ひそかに楽しみにしているものの一つに、箕輪中学校2年生を対象にした中学生模擬議会がある。くしくも市町村議会3月定例会を控えた時期でもあり、何かと比較の対象にもなる。果たして、2月19日に開かれた今年の模擬議会でも、未熟さと真面目さが入り混じった中学生らしい一般質問が繰り広げられた▼町の将来を担う中学生の視点による地域の問題や将来について意見や提言を聞き、議会活性化を図ろう―と、町議会が主催。20人前後の生徒代表が議員となり、このうち10人が一般質問に立つ形で行われている▼今回も部活動や通学路、ボランティア、公園の設置、ICT(情報通信技術)環境など、自らの生活に密着したキーワードをテーマに、町や理事者の考えをただした▼圧巻は、国が2024年を目標に義務教育課程で一人1台のパソコン配備の方針を発表した件を土台に、町のICT環境の改善を求めた小松夏弓さんの質問か。家庭での通信環境や通信費軽減に向けた国の働きかけ、東京都や徳島県における無料の無線通信システムなど周辺諸事情を詳細に調査した上で、無料Wi―Fi環境の推進や遠隔オフィスの誘致などを町に求めた▼行政に対するおねだりでも依存でもなく、課題解決のために必要な準備が凝縮された一般質問の「お手本」ともとれる内容。中学生が示した”範”に対し、大人たちはどう応えていくだろう。

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