高齢者の車乗り合いで外出 諏訪市が補助金

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諏訪市は2020年度、高齢者のフレイル(加齢に伴う心身の機能低下)予防と地域での互助活動促進へ、個人・団体が自家用車を乗り合いで外出する際の送迎サービス補償(傷害保険)加入費用を補助する制度「外出支援・住民互助活動支援事業補助金」を創設する方針だ。市高齢者福祉課は「高齢者が安心して外出する後押しができれば」としている。

同課によると、高齢者が車に乗り合いで移動する際、車所有者が善意で申し出ても周囲から安全は大丈夫なのか―と言われたりすると「車を出すことをためらうケースが考えられる」という。少しでも安心が担保できればと、保険加入費用を補助する制度を検討した。保険は住民が車に乗り合い、サロンや買い物などに出掛ける際の送迎中の事故に対応する。

全国社会福祉協議会(東京)の傷害保険を活用する。補助を受ける個人・団体は諏訪市社会福祉協議会にボランティア登録することが前提。送迎に使用する車を特定するため、市社協で手続きが必要になる。その際に保険料をいったん支払う。社協で発行される保険加入証を市高齢者福祉課窓口に提出して補助申請する。

保険料(1口)は法定乗車定員1人につき年額2000円のため、例えば5人定員の車だと年額1万円となる。団体は2口まで加入できる。保険金は入院日額4000円、通院日額2600円などとなっている。

市は開会中の市議会3月定例会に補助金10万円を計上した一般会計予算案を提出している。「バスやタクシーなどに加え、自家用車を乗り合うことが移動手段の選択肢になれば」と同課。「高齢者は移動手段がない場合に自宅に閉じこもりがちになるが、近所や仲間同士で外出するきっかけになれば」と話している。

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