新型コロナウイルス 県内で初、感染確認

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新型コロナウイルスの感染者が県内で初めて確認されたことを発表する阿部守一知事=25日、県庁

県は25日、中信地方在住の60代の会社役員男性1人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。県内での感染確認は初めて。男性は発熱やせきなどの症状があって入院中だが会話や食事ができ、重症ではないという。発症前の2週間に海外渡航歴はないが、出張で北海道や東京都を訪れていた。男性との濃厚接触者は家族や同じ会社の社員、医療関係者の計15人と判明。うち3人に発熱などの症状があり、検査を実施する。

県は男性の居住地について自治体名を明らかにせず、県松本保健所管内となる松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡5村のいずれかとした。

県によると、男性は出張で14~17日に北海道内、17~19日に東京都内に滞在。帰宅後の20日に倦怠感が出て自宅静養していた。21日に発熱し、一般の医療機関を受診後、24日になって同保健所管内の感染症指定医療機関に入院。検体を採取し、25日に検査で陽性が判明した。

県が調査した20日の発症以降の濃厚接触者は、同居の妻1人、20日に一時出社した会社社員7人、21日に受診した医療機関の医師や看護師ら7人。うち会社社員1人と医療関係者2人に発熱や喉の違和感といった症状がみられ、県は検査を実施するとともに、残り12人に対しても経過観察を続ける。濃厚接触者がいる医療機関は25日から診察を自粛したという。

県によると、出張は単独で同行者はいなかった。県は男性の行動歴についても調査を進めているが、出張の移動手段などの情報を明らかにしていない。会見した阿部守一知事は「県外で感染した可能性が高いと考えている」と述べた。

感染拡大の防止に向けては、手洗いやマスク着用など基本的な対策の徹底を求めるとともに「風邪の症状がある場合は会社や学校を休むことを考えてほしい。高齢者や持病がある人は重症化しやすいとされており、不要不急の外出を控え、人混みを避けて」と呼び掛けた。

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