漫画「エコ・ボーイズ」発刊 諏訪出身志村さん

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諏訪市出身の元高校教諭、志村明善さん(84)=川崎市=が高校生を主人公にした漫画「エコ・ボーイズ」を発刊した。旧制諏訪中学で教えた地理学者、三澤勝衛(1885~1937年)の著作「風土産業」を基に漫画化。登場する高校生が地元の風土に環境保全活動などを結び付けて学びを深める姿を描いた。

長野県内の農業高校に通う高校生3人が主な登場人物。「風土って何?」「風土の力を産業に組み込む」など10章で構成し、章ごと漫画の終わりに解説を付けた。

地域産業は土地の風土性を基調にすべきと説いた三澤。漫画の登場人物としても描かれ、生徒に風土産業について教えている。生徒は教えを踏まえて廃棄物を出さない資源循環システム「ゼロ・エミッション」などを学習。地元のワインづくりを題材に演劇で研究成果を発表した。

志村さんは2016年に新書「三澤勝衛『風土産業』を読む」を出版した。読者から「難しい」との感想が寄せられたため、若者も手にしやすいよう漫画化を決めた。登場する高校生たちに風土産業を守り、育てる担い手として「風土産業のチャレンジャー」の役割を託した。

志村さんは「風土産業の考えは持続可能な社会の課題を達成し、地方創生の長期ビジョンになり得る。高校生や若者に読んでほしい」と話している。

作画は橋本アツシさんが担当した。A5判、191ページ。定価は1000円(税別)。志村さんは「風土産業」の英訳本も出版している。本の問い合わせはメイゼン教育研究所(電話044・877・9441)へ。

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