希少体験で縄文観光 茅野で案内人養成研修会

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観光素材としての「縄文」の可能性に理解を深める参加者

八ケ岳周辺の縄文遺産で構成する日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」の観光活用を考える縄文文化案内人養成研修会(甲信縄文文化発信・活性化協議会主催)が27日、茅野市役所であった。登山ガイド企画会社「八ケ岳登山企画」代表の石川高明さん(52)=原村=が講演し、考古学愛好者や観光関係者、地域住民ら約40人が観光素材としての「縄文」の可能性と活用方法を学んだ。

長野、山梨両県に残る71の縄文遺産で構成する「星降る―」は、国が2018年に認定した。副題は「数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅」。黒曜石が矢じりの材料として全国に流通し、ムラでは優れた造形の土器や土偶が生まれ、自然への畏敬と祈りに満ちた縄文人の世界をストーリーで表現し、日本文化源流の旅に誘っている。

石川さんは「遺跡と遺跡をバスでつないで見せるだけではストーリーは伝わらない。日本遺産のストーリーを十分理解して観光商品化していくことが大事」と語り、ツアーの造成に向けては縄文に興味のある人にターゲットを絞り、リピーターを増やしていく必要性を指摘した。

「今だけ、ここだけ、あなただけという希少性が旅の価値を高める」とし、観光資源の食事や登山、トレッキングなどと組み合わせて「縄文」の魅力を提供する方法を提案した。

参加者からの「縄文ツアーにニーズはあるか」との質問に対し、「マーケットはあるが『縄文女子』などのターゲットに商品が届いていないのが現状。ターゲットへつなげていく努力が必要だ」と話した。

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