臨時休校要請で対応分かれる 上伊那

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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため安倍晋三首相が全国の小中高校、特別支援学校に3月2日からの臨時休校を要請したのを受け、上伊那地方8市町村の教育委員会は28日、小中学校の対応を協議し、同日午後6時現在、臨時休校の開始日を別表の通りにする方針を決めた。伊那市、駒ケ根市は3月3日から臨時休校とする方針。県伊那養護学校(伊那市)は2日から、辰野町・塩尻市組合立の両小野小は5日から、両小野中は3日からの予定で、対応が分かれた。

多くの小中学校は卒業式を行う予定。感染予防・拡大防止の観点から、式典の時間短縮や簡略化、卒業生や保護者、教職員以外の入場制限を検討する動きが出ている。

共働き世帯などの子を預かる放課後児童クラブ(学童保育・クラブ)に関し、宮田村では、職員の増員や勤務体制などの検討に入った。箕輪町は「学校休業の意義から通常通りの受け入れではなく、保護できる大人がいない児童に限り受け入れる」方針を確認した。

伊那市の笠原千俊教育長は28日午後、取材に応じ「感染の拡大をこの時期に抑えるのが大事なことだと考え、対応していきたい」と述べた。市内15小学校にある学童クラブは3月3日から卒業式前日にかけて開所。春の特別学童クラブに事前に申し込んだ児童を対象にするとした。

臨時休校による学習の遅れは「次年度の指導計画に織り込むケースもある」とし、受験を控えた中学生への対応に関しては「学校で課題を整理し、家庭への訪問も検討しながら、平素の力を発揮できるよう支援する」とした。

南箕輪村教委は、「子どもの安全を守ることを最優先に考え、可能な限り早い段階での休校」を模索した。3月5日からと決めた後、「入試を控える中学3年生のこと、通知表や荷物などの学校での対応、保護者への通知…。いろいろな準備のため、ある程度の時間が必要だった」。別の市町村の関係者からは「唐突すぎる」などと、政府を批判する声も上がった。

伊那養護学校は、臨時休校に併せて同校寄宿舎も閉所する。3月19日に予定する卒業式は「検討中」とする。

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