2020年2月29日付

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きょう2月29日はうるう年のうるう日。「4年に1度」とされているが、厳密には400年に97回の割合で巡ってくるという。太陽暦では地球が太陽の周りを一回りする365日を1年と定めている。しかし公転の正確な周期は365日と5時間48分余。うるう日はこのずれを埋めるために設けられている▼うるう年が正式に設けられたのはローマ時代とされるが、一説では紀元前4千年以上前の古代エジプトですでに1年を365日、1カ月30日、1日は昼夜各12時間と定めていたというのだから、観察力の高さに驚かされる▼昼間の世界を支配する太陽神と夜を支配する星信仰のオシリス神が存在した古代エジプトをはじめ、人は古来、太陽や星、さまざまな自然現象を崇拝や畏敬の対象とし、生活にも役立ててきた。当時、手の届かない天空の世界への思いはいかばかりだったろうと想像する▼冬を代表するオリオン座の1等星「ベテルギウス」が急速に明るさを失い、超新星爆発の可能性が指摘されている。ギリシャ神話の狩人オリオンの右肩。紀元前の昔から、広く親しまれてきた星座の行方が気にかかる▼新型コロナウイルスの騒動で、行事や集会は中止や延期が相次ぐ。人混みを避けるため外出もままならない休日にストレスを感じてはいないか。こんな時には古人に思いをはせ、じっくりと太陽や星空を眺めてみるというのはいかがだろうか。

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