2020年3月1日付

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感染拡大が衰える気配のない新型コロナウイルス。WHO健康危機管理プログラム責任者のマイク・ライアン博士は「今こそパンデミック(世界的流行)に備えるためにあらゆることをする時だ」と述べている▼連日伝えられる感染のニュースを見ると、正直気持ちは暗くなりがち。知らなければ不安もなくなると現実から目をそらしがちにもなっていたのだが、県内でも感染者が確認され、いよいよ私たちの身近に迫ってきたらそうもいかなくなってきた▼潜伏期間が長く、感染しても多くが軽症で無症状の人もいるウイルス。自覚症状がないために感染の発覚が遅れ、知らないうちに周囲にウイルスをばらまいてしまう予想以上の厄介さ。うつりたくない、うつしたくないと誰しもが願うが、感染拡大は止まらない▼電車内でマスクをつけていない人がせきをしただけで電車を急停車させるトラブルが発生し、マスクの奪い合いで流血騒ぎも起きている。みな誰かが感染しているのではないか、自分が感染しているのではないかと不安を抱え、疑心暗鬼に陥っている▼予防しようにもマスクや消毒液は手に入らない状況が続く。首相が全国すべての小中高校に臨時休校を要請し、各地のイベントは軒並み中止。社会全体が疲弊しつつあり、人々の不安も募るばかり。いつになったら終息するのかは誰にもわからない。終息するのをただ待つしかないのだろうか。

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