初回は震災の“授業” 赤穂東小「縁が和倶楽部」

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駒ケ根市赤穂東小学校は、地域住民を対象にした講座「縁が和倶楽部」を新たに設けた。学校運営への地域住民らの参画を進め、学校と地域の協働による開かれた学校づくりを目指す「コミュニティ・スクール」の取り組みの一環。19日に開いた初回の講座には約30人が参加し、片桐健校長が東日本大震災をテーマに“授業”を行ったほか、簡単なゲームを楽しんだ。

同校は来年4月のコミュニティ・スクール発足に向け、体制づくりなどの準備を進めている。「縁が和倶楽部」は地域と連携する手段の一つとして、「縁側」のように気軽に学校に立ち寄ってもらう機会にと設置した。

片桐校長は授業で、東日本大震災に関する映像や新聞記事、被災した小学校の保護者が出版した絵本などを挙げ、悲惨な震災から一歩を踏み出そうとしている被災者の姿を紹介した。

諏訪市の豊田小学校で校長を務めた際、被災者に不安を和らげてもらおうと児童や地域住民らと5センチほどの「しんぱい引き受け人形」を1162個作り、東北や県北部地震で被災した下水内郡栄村へ送った取り組みも説明。「今度は熊本へ送りたい」と縁が和倶楽部での人形作りを提案した。この際、3年2組の木下奈那美さんが授業を訪問。マッチ棒と毛糸で作った人形を見本として示した。

片桐校長は「今後は子どもたちと活動する機会も設けたい」とし、学校づくりについても寄せ鍋を例に挙げ、「子どもたちだけでなく、地域の多様な人たちが集う社会教育の場にしたい」と話して協力を呼び掛けた。

縁が和倶楽部は月1回程度の頻度で開く計画。次回は夏休みを挟み、9月16日午前10時から。「しんぱい引き受け人形」作りやゲーム、歌を予定している 。誰でも参加できる。参加希望者は9月14日までに同校(電話0265・83・7155)へ申し込む。

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