自助共助で防災を 辰野町シンポ250人参加

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辰野町は18日、平成18年7月豪雨災害から10年の節目を迎えたのに合わせ、防災シンポジウム「あの災害を忘れない―もう一度防災について考えよう」(長野日報社など後援)を町民会館で開いた。住民など約250人が参加。専門家による講演やパネルディスカッションを通じて、今後の防災のあり方を展望した。

18年豪雨では同町で関連死を含め住民4人が犠牲となったほか、小野や小横川、赤羽をはじめ、各区で計100カ所に及ぶ土砂災害が発生。住民生活に多大な影響を及ぼした。

シンポジウムは災害を語り継ぎ、防災のあり方を考えようと計画。後藤孝・自衛隊長野地方協力本部長や平田雄嗣・陸上自衛隊第13普通科連隊長による講演に続き、県防災アドバイザーの有賀元栄さん(同町赤羽)がコーディネーターを務め、加島範久町長や林国久・辰野消防署長、古村幹夫・辰野町消防団長らが意見を交わすパネルディスカッションを繰り広げた。

「近年の各種災害から学ぶこと」をテーマにしたパネルディスカッションでは、災害当時、町総務課長として危機管理を担当していた加島町長が「長時間で多量の降雨に対し、警戒本部を設置して万が一に備えたが、今考えればもっと早く対策本部を設置していればよかったと思う」と回想。「自分の身を守るために何が必要か」に対し林署長は「まずは自分の住む地域の地形や危険性を認識し、刻々と変わる気象状況を把握しながら、避難の準備をして」と“自助”の大切さを強調。古村団長は「隣近所とのつながりを日ごろから密接にするのも大切」と“共助”の必要も呼び掛けた。

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