トイレットペーパーなど商品棚から消える

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商品棚から消えたトイレットペーパーやティッシュペーパー=2日午前10時35分ごろ、ツルヤ上諏訪店

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどを買いだめする動きが諏訪地方でも見られている。2日も入荷がないままオープンしたり、開店後まもなく売り切れたりするスーパーマーケットやドラッグストアが相次いだ。業界団体は「供給力、在庫は十分にある」とするが、SNSを通じて広がった「不足する」という不確かな情報から「とりあえず確保しておきたい」という心理が広がったようだ。

諏訪市JR上諏訪駅前のスーパーマーケット「ツルヤ上諏訪店」を訪れた諏訪市上諏訪の女性(79)は陳列棚を見つめ、「あらま、トイレットペーパーまだないわね」とこぼした。同店を利用することが多いといい、前回の来店時もなかったとう。自宅では1袋分のストックがなくなった時点で買い足すようにしており、今回も特に買いだめはしていない。「困っているわけではないけど、このままだとちょっと心配ね。トイレットペーパーの在庫は工場にはあるとはいうけど、実際にお店にないとね」と話した。

同店の出浦正樹店長によると、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンタオルなどは先月28日から、購入希望者が急増した。納品先などを通じて状況を確認し、各メーカーなどが通常通りの生産、供給を行い、在庫もあることを確認。休日明けの2日も入荷情報の確認に力を入れていた。

週末は外出控えや臨時休校に備え、火を使わずに食べられるパン類やレトルト類を多めに購入する動きもあったという。出浦店長は「スーパーマーケットは地域の皆さんにとってのライフライン。地域の皆さんにしっかり届けられるよう全力を尽くす」と話した。

業界団体の日本家庭紙工業会は2月28日付けで「トイレットペーパー、ティッシュペーパーについてはほとんどが国内工場で生産されており、需要を満たす十分な供給量、在庫を確保している」とする見解を発表。品薄状況については「物流が整い次第、消費者のお手元に届くようになる」と見通した。諏訪地方の小売店関係者も「物流が間に合っていないようだが、しばらくすれば正常化すると思う」と語った。

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