春の高校伊那駅伝中止 大会長「苦渋の決断」

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伊那市役所玄関に掲示していたポスターに「中止」の張り紙をする市スポーツ課職員

早春の伊那路をたすきでつなぐ「春の高校伊那駅伝」の実行委員会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、22日に開催を予定していた大会の中止を決めた。多数の人が集まる全国的なスポーツイベントの中止や延期、縮小を求める政府要請などを踏まえ、「苦渋の決断」(大会長の白鳥孝伊那市長)として決定した。大会の中止は東日本大震災が起きた2011年以来2回目。

大会は春の恒例イベントとして定着するとともに、全国から強豪校が参加。男子43回、女子36回となる今大会には県内外から計186チームがエントリーし、伊那市陸上競技場を発着点に、男子42・195キロ、女子21・0975キロで熱戦を繰り広げることになっていた。

実行委は3日、市役所で幹事会(非公開)を開き、政府要請や、臨時休校中の校内練習、大会参加、対外練習試合、県内外遠征などの活動を行わないよう求める県教育委員会の通知を踏まえ、対応を協議。各団体から意見を聞き、中止を決めた。

これを受けて白鳥市長はコメントを発表。「全国各地から参加する選手を市民挙げて歓迎すべく、準備を進めてきたが、政府や県教委による要請を踏まえ、選手、ボランティア、市民、大会関係者の安全確保などを総合的に判断し、苦渋の決断ではあるが、大会の中止という結論に至った」と説明した。

その上で、来春の大会の開催については「万全を期す」と強調し、多くのチームの参加と大会関係者の支援と協力を呼び掛けた。

中止の決定を受け、市役所では玄関に掲示していたポスターに「中止」の張り紙をしたり、駐車場の懸垂幕を下ろしたりしていた。

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