御柱用材調達に感謝 諏訪の協議会がモミ植樹

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諏訪大社上社御柱祭の御用材を伐採した付近でモミの苗木を植える参加者

諏訪大社上社御柱祭の御用材を伐採した付近でモミの苗木を植える参加者

諏訪大社上社御柱祭の御柱用材になるモミの確保や育成に取り組む「自然と地域と人を結ぶ協議会」は19日、今年の上社御柱祭の御柱用材8本を調達した上伊那郡辰野町横川の国有林で植樹祭を開いた。森林を守っていく趣旨で、諏訪大社の大総代や北島和孝宮司ら約40人が参加。「本宮一」と「前宮一」の伐採地付近に高さ約40センチのモミの苗木計45本を植えた。

同協議会は諏訪大社上社の大総代経験者や大総代、山作りらで構成し、2014年9月に発足した。翌年3月には同国有林を管轄する南信森林管理署と「御柱の心をつなぐ森」協定を結び、森林整備をしながら御柱用材を確保する取り組みについて合意した。今回は同協定に基づく初めての活動となった。

植樹に先立ち南信森林管理署の花村健治署長は「昨年の伐採、そして今年の御柱を皆さんと一緒に取り組み、熱い心意気に感銘を受けた」と話し、植樹に感謝した。続いて、北島宮司が「今回の植樹は山を守ることを目的としていただきたい。山を守り、森を育て、育った木をお分けいただく。そして、祭りを守っていくというのが目的だと思う。木を育てるだけでなく、皆さんの後を継ぐ人も育てていただきたい。両方なくては祭りを守れない。今日は、そのことを考えながら植樹してほしい」とあいさつした。

参加者は手分けしながら、スコップやツルハシなどで穴を掘り、苗木を一本一本丁寧に植え、立派な大木になることを願っていた。

同協議会の清水敏弘会長(70)=原村柏木=は「感謝の気持ちを込めて植樹した。植えたモミの木が無事育ち、将来の御柱祭の御用材になればいい」と期待した。来年以降も同様の活動をしていくとしている。

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