子ども社内で見守り 伸和コントロールズ

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総務部門の社員が常駐し、宿題や遊びを見守る

新型コロナウイルスの感染拡大による学校の臨時休校を受け、上伊那地方の企業でも共働き家庭の従業員らの子を社内で預かる取り組みが始まっている。伊那市高遠町の精密機械メーカー、伸和コントロールズ長野事業所は、研修室の一つを使って子どもを受け入れ。総務部門の社員が常駐し、父親や母親の就業時間中、宿題などをして過ごす小学生らを見守っている。

「おはようございます。よろしくお願いします」。5日朝の同事業所研修室。小学校低学年の子を連れて出社した男性社員が総務の社員にあいさつし、わが子にも声を掛けて職場へ向かった。子どもは体温を測ると、社員に見守られながら宿題をし、遊んだり体を動かしたりもした。

神奈川県川崎市に本社を置く同社。首相が臨時休校の要請を表明した日の翌日、本社や長野を含む事業所などに当面の間、児童預かりスペースを設置することを決めた。正社員のほか、パートなどの従業員の子も受け入れ対象としている。

長野事業所の従業員は約200人。うち4割は女性で子育て中の人も多い。4日には4家庭5人が、5日には1家庭1人が利用。休憩や昼食時間に部屋を訪れ、持参したお弁当を一緒に食べる親子も見られた。利用する社員は「近くにいるので安心」「早い段階でこうした対応を決めてくれた。安心感が生まれた」と感謝する。

5日に利用した子は「(総務部門の)お姉さんと一緒で楽しい」とにっこり。見守った社員は「過ごしやすく、居心地がいいと感じてもらえるように接しています」と笑顔で話した。

政府は在宅で勤務する「テレワーク」の導入も要請しているが、職種によっては難しいとの声もある。同事業所は「会社全体で(臨時休校に関する)不安や悩み、要望などを従業員に聞き、今回の対応を決めた。仕事と子育てを両立できる環境を整え、従業員と家族を支援したい」と話している。

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