7月豪雨10年 湊小で全校集会

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2006年7月の豪雨災害から10年を迎えた19日、岡谷市の湊小学校で、「豪雨災害の日」を振り返る全校集会があった。災害を風化させまいと、当時勤務していた教諭や卒業生を初めて講師に迎えた。1~6年生の約120人が、体験者から復興に向けての取り組みや思いについて話を聞いた。

全校集会「豪雨災害の日」は、災害の発生した日に合わせて毎年開き、これまで被災した地域住民の話などを聴いてきた。今年で10回目となり、災害を未経験の子どもたちに伝え、自分たちで身を守ることを考えてもらおう―と企画。講師は、当時4年生の担任を務めていた林徹教諭(59)=下諏訪町湖畔=と、教え子で卒業生の吉田崇哲さん(19)=同市湊=、藤森大也さん(19)=同市成田町=の3人。

当時の湊小を記録した映像を使い、復興に向けて取り組む児童たちが、命や絆、里山を守る大切さについて学ぶ姿を上映した。クラスメートの家屋上方で、土砂を防いだ船魂社の枝垂桜は、友達を守ってくれた命のシンボルとして登場した。

卒業生の2人は「命の大切さを学び、人命を守る職業に就きたいと強く思うようになった」と夢を語り、林教諭は「人や物に感謝する心を忘れず、命を守って大切に。災害を風化させず、語り継ぐメッセンジャーになってほしい」と呼び掛けた。

災害時に兄が在校していたという6年の三浦琴葉さん(11)は「話に聞いていたが改めて里山が大事だと分かり、感謝の気持ちが湧いてきた。家族や周りの人にも災害のことを伝え、桜のように町を守ってくれる木を育てていきたい」と話していた。

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