御神渡り現れず 北海道の屈斜路湖

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美幌峠から望む今冬の屈斜路湖。手前は湖の無人島で日本一大きい「中島」

今冬、屈斜路湖は全面結氷することなく春を迎えた―。

北海道東部の屈斜路湖で御神渡り現象の観察を長年続ける環境省自然公園指導員の蜂谷衛さん(63)=北海道川上郡弟子屈町=から屈斜路湖の現状が長野日報社へ届いた。「湖は6割ほど氷が張っただけで、1984年から観察をしているが、これほど凍らなかった年は初めて」という。

昨シーズンの屈斜路湖は1月まで暖冬傾向で風の強い日が続き、例年に比べて結氷は遅れたが2月に入って大寒波が襲来、下旬には100センチを超える隆起が出現した。

蜂谷さんによると今シーズンは昨年よりもさらに暖冬傾向で、特に2月の日中気温が高く「いつ凍るか観察してきたが、とうとう3月に入ってしまった」。

2007年、15年も結氷はしなかったが、湖の中央にある中島を挟んだ東側が大きく開き、湖の半分が波打っている状況は見たことがない。「とても残念ですが、これから薄い氷が一時的に張っても、全面結氷することはないでしょう」と予想している。

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