事故の再発防止誓う 県防災ヘリ墜落から3年

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松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山で県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し隊員9人が死亡した事故から3年となった5日、県などが主催した追悼式と県松本平広域公園(松本市)内に新たに建てた慰霊碑の除幕式が現地であった。遺族15人や消防関係者ら合わせて約70人が参列。慰霊碑に献花して隊員の冥福を祈るとともに、事故の再発防止を誓った。

慰霊碑は高さ3・45メートル。県消防防災航空センターがある県営松本空港に隣接する同公園内に建てた。碑の後方には鉢伏山を望むことができる。殉職した隊員の同僚や元上司など有志らでつくる「消防防災航空隊殉職者慰霊碑の建立を進める会」が募った寄付金1066万円余(2月時点)で建て、除幕式を主催した。

式典では同会会長で初代隊長を務めた岩倉宏明さん(66)が「慰霊碑が安全運航の誓いの場となり、県内外から多くの方が追悼に訪れることを願う」とあいさつ。遺族代表の女性は「悲しみはいまだに消えない。(碑が)二度と悲惨な事故を起こさないよう、心に誓いを刻む礎となるように願っている」と述べた。

除幕式に続いて開いた追悼式では、阿部守一知事が「痛ましい事故を決して起こすまいと強い決意で消防防災ヘリの安全運航に取り組んでいく」と誓った。その後、遺族など参列者が順番に、鉢伏山を望む慰霊碑の前で花を手向けて、亡くなった隊員の冥福を祈った。

事故は2017年3月5日に発生。ヘリは救助訓練のため、塩尻市の離着陸場へ向かう途中に鉢伏山に墜落し、パイロットや整備士、消防隊員の計9人が死亡した。

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