デジタル無線機導入で迅速連携 茅野市消防団

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茅野市は2020年度から、消防団にデジタル無線機の導入と全団員へ2着目の活動服の支給を始める。災害時の迅速な連携強化と団員の福利厚生が目的。20年度市一般会計当初予算案に無線機約80台と活動服約300着の購入費として882万円を計上し、開会中の市議会3月定例会に提出している。

無線機は20年度、約80台を購入して正副団長や各分団長、各部などに配備する。21年度までに合わせて170台をそろえ、各副分団長などにも配る計画だ。

同署によると、これまで遠距離での分団長から各分団長、分団同士の伝令では、携帯電話を使用したり、団員が走ったりして連絡を取り合っていたという。

19年4月に同市塚原で発生した住宅など10棟を焼損した火災では、団員が小型ポンプで消火に当たったほか、現場の交通規制などにも従事した。一方、指揮系統の混乱や分団間での連携が不十分だったことなどが課題として浮上。現場でのスムーズな命令伝達と相互連携を目指して導入を決めた。今回の導入により、複数の分団が出動した際の団本部と各分団、分団同士での素早い連携が可能になるとしている。

活動服は、年度ごと約300着を購入し、22年度までに900人以上いる全団員に支給する。同団では15年度に初めて全団員に1着を支給。その後、連日の訓練では1着では足りないなどの声が団員から寄せられていた。2着目の支給は、諏訪地域では下諏訪町消防団に続き2例目となる。

茅野消防署の渋澤務署長は「団員が誇りを持って活動に励めるよう環境の整備を進めたい」としている。

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