伊那市「田舎暮らし住宅」完成 移住定住促進

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テープカットを行って完成を祝う関係者

伊那市は7日、同市富県の新山地区に建設していた「田舎暮らし住宅」の竣工(しゅんこう)式を現地で開いた。移住・定住を促進するため、子育て世代向けの一戸建て賃貸住宅3棟3戸を設けた。1月から入居者を募集し、これまでに2戸の入居者が決定。近く入居を始める見通しだ。

市は2015年に新山地区を「田舎暮らしモデル地域」に指定。地域住民でつくる「新山定住促進協議会」と連携し、移住・定住の促進に取り組んできた。一方で、同地区には民間の賃貸住宅がなく、移住希望者に提供できる空き家も不足していることから、住まいの確保が課題となっていた。

田舎暮らし住宅は、移住のための生活基盤を整える準備期間の住まいとして移住希望者に一定期間貸し出す目的で、旧市保健休養施設「新山荘」跡地に建設した。木造平屋建てで、延べ床面積は約67平方メートル(1戸当たり)。2LDKのゆったりとした間取りとするとともに、地域産材を利用したり、ペレットストーブを設置したりして同市の魅力発信も担う。

家賃は月額2万5000円(光熱水費など別)。入居期間は2年以内で、3年まで延長可能。市管理課によると、入居が決まった2戸は神奈川県川崎市と県内他市からの移住者という。

総事業費は約6100万円。国の地方創生拠点整備交付金を活用した。設計・監理を池上設計、建築工事を池田建設が請け負った。

竣工式には市、市議会、地元の関係者ら約25人が出席。テープカットを行って完成を祝った。

白鳥孝市長はあいさつで「自然豊かな場所で移住者も楽しみながら生活できると思う。移住・定住の取り組みのモデルとして市全体に広がっていくことを期待している」と述べた。

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