2020年3月9日付

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世の中、新型コロナウイルス一色である。店からマスクやトイレットペーパーがなくなり、学校から子どもたちの姿が消えた。なんとも異様な光景である▼連日の報道で感染拡大への危機感が高まっているのだろうが、紙製品の買い占めなどは過剰反応にも思える。考えてみれば、喫煙や暴飲暴食、運動不足など健康に悪い行いは少なくない。巡り巡って命を縮めることになるかもしれないのに見て見ぬふりをしている。メタボを指摘されて久しいわが身も例外ではない▼“今そこにある危機”には敏感にならざるを得ないが、どこか矛盾を感じる。医療機関のマスク不足も深刻というが、感染が広がれば世話になるのは病院である。その病院が止まれば困るのはわたしたちである。良識ある行動が求められる▼感染拡大で公共施設の休止も相次いでいる。子育て支援センターやこども館なども対象となった。こうした施設は小さな子どもの遊び場になっているほか、子育て中の母親の情報交換やリフレッシュの場にもなっている。孤立化したり、悩み事を抱え込んだりすることがないよう市町村などには相談体制の充実などをお願いしたい▼もう一つ気になるのは休校中の子どもたちのこと。経済的な事情から学校の給食だけがまともな食事という子どももいるという。そんな子どもたちは休校となってどうしているのか。きめ細かな目配りが必要ではないか。

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