森林の将来像具体化へ 伊那市推進委

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伊那市の森林の将来像や市民との関わりについてまとめた「伊那市50年の森林ビジョン」の推進委員会の初会合が20日、市創造館で開かれた。「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を理念としたビジョンの具体化に向けた実行計画を策定するため、3部会を設置。2017年度をめどに取りまとめる方針だ。

推進委は有識者や林業関係者、行政関係者など20人で構成。50年後を見据え、若手の研究者も加えたという。委員長には策定委に引き続き信州大学農学部教授の植木達人さんを選出した。

部会はビジョンで掲げた六つの目標を振り分ける形で設置。第1部会は「山地保全と水資源保全の機能向上」「森林生態系の健全性と活力の向上」、第2部会は「森林の生産力と林業経営の向上」「市域の持続可能な経済発展を担う林業・木材産業の推進」、第3部会は「生物多様性を中心とした自然環境の保全」「森林・林業の要請に応える住民参加の推進」について検討する予定だ。

この日は各部会の初会合も開かれ、当面の活動計画を協議した。市側は具体的な政策を実行していく上でベースとなる「ゾーニング」について先行して検討していきたい考えで、保護と利用の両面から「山岳ゾーン」「環境資源活用ゾーン」「山地保全ゾーン」「林業・木材生産ゾーン」に区分する。

白鳥孝市長は「森林にはたくさんの機能がある。日本の農林業を変えていくという強い思いで、ゆっくりでも確実に取り組む」とビジョンの実現に向けた決意を表明。植木委員長は「農山村から日本、世界に貢献できるモデルをつくりたい。林業を組み立てていくことは難しいが、今後の地域の発展に役立つ」と意気込みを語った。

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