献血にいこう 新型コロナで必要量に不安

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献血の現状を説明し、協力を求める松嶋所長

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けたイベント自粛や企業の対策強化、不要不急の外出を控える動きが諏訪地域でも広がる中で、献血が集まりにくい状態が出始めている。県赤十字血液センター諏訪出張所(諏訪市)でも献血イベントや献血バスで事業所に出向く移動採血のキャンセルが相次ぎ、「3月は必要量に届かない可能性もある」と不安を募らせている。21日まで同所での受付時間を延長し、協力を求めている。

献血バスは県内に4台あり、東北信と中南信で2台ずつ運行して平日は主に事業所、休日は大型商業施設などで献血の受け入れを行っている。諏訪出張所は主に中南信地域(大町市や北安曇郡を除く)を担当している。同所によると、今年の協力者は2月が昨年に比べ20~30人ほど少なかったが、医療機関からの需要が比較的少なく、極端な不足はなかった。

3月の協力者は6日現在で昨年よりも46人少なく、松嶋寛所長は「厳しい状況が続いている」と話す。2月29日、3月1日に商業施設で予定していたお楽しみ企画と献血を組み合わせたイベントは感染防止のため献血のみだった。人出が少なく、例年ほどには集まらなかった。

事業所に出向く献血バスも9日現在で3月に予定していた訪問先のうちの3件が中止、4月も2件がキャンセルとなった。警戒感の高まりで社外の人をなるべく事業所内に入れない方針の企業も出てきている。同所では例年のインフルエンザ対策に加え、2月下旬ごろから職員に出勤前の体温測定を義務付け、熱やせきなどの症状がある場合は出勤させないよう徹底。献血希望者にも体温測定や手指の消毒を求め、熱がある場合は献血を断っている。こうした努力を事業所側に伝えてキャンセルを考え直すよう交渉してはいるが、「企業側が心配する気持ちはもっともなこと」と受け入れざるを得ないことも。

県内で集めた献血は原則県内の医療機関で利用される。松嶋所長は「皆さんの協力が必要。一方で血液製剤には使用期限があるため、報道などにより、協力者が一時期に集中し、その後、動きが止まってしまうとまた不足傾向になる。長期にわたり、一定量が継続して集まるといいのだが」と話す。

同所での献血の受け付けは毎週火、木、土曜日。時間は午前9時から午後5時までだが、21日までは30分繰り下げる。問い合わせは同所(電話0266・53・7211)へ。

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