20号バイパスルート帯案 環境影響配慮書

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国土交通省長野国道事務所(長野市)は20日、国道20号諏訪バイパスの未着手区間(諏訪市四賀―下諏訪町東町間約11キロ)のルート帯案の「計画段階環境配慮書」を公表した。環境影響評価法に基づく手続きで、動植物や地下水など環境保全へ配慮の必要がある8項目について検討結果を明記している。

環境配慮書は事業の早期段階で環境保全に配慮しなければいけない事項を検討し、結果をまとめている。文献資料や大学教員の助言なども踏まえて検討し、「大気質」「騒音」「水象(地下水)」「動物」「植物」「生態系」「景観」「人と自然との触れ合いの活動の場」の各項目で評価した。

住民からオオワシなど貴重な鳥の生態への配慮を求められている「動物」に関しては「重要な種の生息地などをおおむね回避している」と予測。水については「源泉施設はおおむね回避していると予測する。ただし、ルートの位置・構造によっては地下水に影響を与える可能性がある」とした。

諏訪バイパスの未着手区間をめぐっては、国交省関東地方整備局の小委員会(有識者会議)が4月、1972年に都市計画決定されたルートに比べて山寄りを通る「山側ルート」でバイパスを整備する対応方針案を了承している。配慮書に対し、国土交通相からは90日以内、環境相からは45日以内で意見が提出される。国はその後、対応方針を正式決定する見通し。

環境影響評価(アセスメント)の手続きは今後、道路の構造検討などと並行してより具体的な方法書、準備書、評価書といった段階に進む予定。長野国道事務所は「今後のアセスをしっかり、適切に進めたい」としている。

配慮書は諏訪市役所国道バイパス推進室や下諏訪町役場建設水道課で8月19日まで閲覧できる。長野国道事務所のホームページでも見られる。2014年9~10月に諏訪市、下諏訪町の住民ら対象に実施した第2回住民意向調査で環境配慮について意見を聞いているとし、今回は住民からの意見募集はしない。

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