古民家宿泊ヤマウラステイ 17日から予約開始

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一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構(茅野市)は、同市内で5月に開業する古民家宿泊事業のブランドコンセプトを「ヤマウラステイ」に決めた。同機構によると、1棟貸しの素泊まり古民家宿泊施設は県内初。3月17日に公式ウェブサイトを開設して予約の受け付けを開始。4月に地元住民やメディア向けの内覧会を行い、5月上旬のオープンを目指す。

古民家宿泊事業は同市湖東、北山、金沢の3地区にある築百年以上の古民家4棟を宿泊施設に改修し、欧米の富裕層といった新規顧客を誘致する事業。古民家再生活用の第一人者で東洋文化研究者のアレックス・カー氏に監修を依頼した。事業費は1億5000万円で、財源内訳は国50%、市40%、機構10%。

ブランドコンセプトは「山浦」と呼ばれる八ケ岳山麓地域を、「奇跡的に守られてきた隠れ里」(カー氏)と位置付けた。古民家宿泊施設を核に観光客と地域住民の交流や経済波及効果を図る。山浦という言葉が持つ負のイメージを払拭し、地域の愛着と誇りを醸成して持続可能な地域づくりにつなげる狙いだ。

4棟の定員は計17人。内訳は、湖東の「清水」が平屋建て(延べ床面積141平方メートル)で定員6人、清水に隣接する「花兎」が平屋建て(同61平方メートル)で定員2人。金沢の「金渓」は八ケ岳を望む平屋建て(同103平方メートル)で定員3人。北山の「渋道」は唯一の2階建て(同183平方メートル)で定員6人。1階にはいろりもある。

古い柱や梁、板戸を生かし、ベッドやソファ、キッチンや洗濯機、無料Wi―Fi(無線LAN)も完備。長い歴史と古民家の風格が感じられて、長期滞在やテレワークといった要望にも対応する快適な居住空間を整えた。

機構は「ヤマウラステイを地域への入り口」と位置付けていて、旅行者に提供する郷土料理体験やまち歩きガイド、古民家宿泊施設の清掃などを担う地域住民は60~80人が集まった。すでに国内外の旅行者や旅行会社から問い合わせがあるという。機構は損益分岐点の稼働率5割を目指している。

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