伊那市の高遠城址公園 さくら祭り中止

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満開を迎え、県内外からの観桜客や地元の家族連れでにぎわう「高遠城址公園さくら祭り」。公園は開放するが、花見をしながらの宴会は自粛を求めていく=昨年4月18日、伊那市高遠町

伊那市は13日、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年の高遠城址公園さくら祭り(4月1~30日)を中止すると決めた。日本三大桜名所の一つで、昨春は有料入園期間の19日間に約16万人が来園。白鳥孝市長は「来園者や市民の健康と安全を最優先に考え、感染症の拡大を回避するため決断した」と述べた。観桜期の入園を有料化した1983年以降、中止は初めて。入園料の徴収や入園規制はせず公園は開放していくが、園内での宴会などは自粛を求める方針だ。

市の新型コロナウイルス対策本部会議で決定した。飲食などの出店や、夜間ライトアップなど全てのイベントを中止とし、シャトルバスの運行も取りやめる。

感染リスクをより減らせる閉園措置について、市は「都市公園条例に基づいて(そこまでは)しないと決めた」と説明した。祭りは中止にしても、高遠の桜を見たい―と一定の来園者が想定されることから、公園近くにある市営の有料駐車場を運営。弁財天橋近くの三峰川左岸に無料の臨時駐車場を設ける。

シートやござを敷くなどして花見をしながら宴会することは、感染拡大防止の観点から広報や看板で自粛を求めていく。市長は「初めてのことでお客さまの流れも予想がつかない。職員や最低限のガードマンを配置し、臨機応変に対応できるようにしていく」と強調した。

市は2月下旬に開いたさくら祭り打ち合わせ会議で、新型コロナ対策を万全にした上で予定通り開催する方針を説明。ただ、国内の感染拡大が止まらず、大規模イベントの中止・延期を10日間程度は継続するよう求める政府要請も踏まえて中止を判断。「感染拡大を回避するための重要な時期。やむを得ない判断だった」(白鳥市長)とした。

伊那公園と春日公園の観桜期についても「高遠に準じた対応をする」としている。

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