海外協力隊の派遣延期 JICA

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、国際協力機構(JICA)は今月下旬から順次派遣予定だったJICA海外協力隊約300人の派遣延期を決めた。派遣先の国々と調整し、5月中旬以降の派遣を目指す。一つの隊次全員の派遣が延期になるのは初めてだ。

駒ケ根市のJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所では、20カ国以上に派遣予定の122人が70日間にわたる訓練をほぼ終えている。訓練最終日の16日に訓練所を離れた後、派遣までそれぞれの自宅などで待機するという。

清水勉所長は「派遣を心待ちにして訓練に取り組んだにもかかわらず、今後の見通しが立たないことでがっかりしている訓練生の気持ちを思うとたまらない。派遣までの待機期間中に語学学習をサポートしたり、情報をこまめに提供したりしていきたい」と述べた。

16日に訓練所で開催予定の訓練修了式は、来賓の招待を取りやめるなど規模を縮小する。協力隊員による地元自治体への表敬訪問は全員一律で4月以降に延期となった。

新型コロナウイルスをめぐっては、世界保健機関(WHO)が11日、「パンデミック(世界的な大流行)」の状態にあると表明。13日のWHOの状況報告によると、世界123の国・地域で感染者が計13万2000人を超え、死者が5000人に達した。また、13日午前7時現在の外務省のまとめによると、日本からの渡航者に入国制限を実施しているのはスリランカやネパール、マーシャル諸島など35の国・地域。日本からの入国後に医療機関で14日間の隔離措置を取るなど行動制限を設けているのはバングラデシュやベトナム、ラオスなど76の国・地域に上る。

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