小学1、2年に英語あそび 辰野町が独自授業

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学級担任とALTの息の合った指導を受け、英語あそびを楽しむ辰野南小1年生

辰野町は2020年度、町内小学校で1、2年生対象の独自授業「英語あそび」をスタートする。新学習指導要領の全面実施で3年生以上の英語が必修化されるのを受け、前段階から英語を楽しく学ぶ下地を築く狙い。町では保育園でも英語あそびを行っており、低学年の学習導入によって切れ目のない学びの環境整備につなげていく。今年度は各校で準備授業が実施され、児童の学習意欲を引き出すなどの成果を生み出した。

今年度各校1、2年クラスでは、参観日を通じた保護者公開を含め10時間程度の準備授業を試行。20年度からは、それぞれ17時間に増やして英語あそびを本格実施する。子どもに対する英語指導の経験豊富な教育活動支援員を町単費で採用し、学級担任とのチーム指導で授業を進める。準備授業を担当してきたALT(外国語指導助手)も、余裕があれば授業に加わる。

英語あそびは日本語を極力使わず、大半を英語で進行。基本的な発音のほか、対面型のコミュニケーションや歌や体の動きも取り入れるなど、多彩な内容で英語に対する興味を高める。学級担任が進行し、支援員やALTが要所で発音指導をして本物の英語に触れる機会をつくっていく。

辰野南小学校の1年クラスで2月末に行った準備授業では、イラスト付きカードを有効活用。見る、聴く、歌うといった動詞、体の部位などの名詞を発音したり触ったりして覚え、色当てのビンゴゲームも挟んで授業を展開した。

児童たちは、恥ずかしがることなく大きな声で「ハロー」とあいさつ。学級担任やALTの言葉に敏感に反応して教室内を駆け回り、笑顔で意思疎通を図った。授業後は「いろんな言葉が出てくるのがいい。体の部分と色は全部覚えた」「楽しくて、あっという間に授業が終わる気がする」と感想を話した。

同校の竹田正樹校長は準備授業について「児童の積極的姿勢、吸収力に驚かされたのはもちろん、日常的に英語を使う努力を重ねた教員の資質も向上した。短期間でも十分な成果を実感した」とする。

宮澤和徳教育長は「各校から南小と同様の経過報告があり、本格実施へ手ごたえを得た」と説明。「言葉は楽しく身につけてほしい。保育園から感覚的に英語に親しみ、小学校から中学校へと気負いなく学んでいってくれたら」と期待を込めている。

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