新型コロナ JICA海外協力隊員ら一時帰国へ

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、国際協力機構(JICA)は各国に派遣している青年海外協力隊員やシニア海外協力隊員らの一時帰国を進めている。派遣国によっては医療体制の整備が不十分なため、隊員の安全確保策として全員に帰国指示を出した。

JICA広報室によると、協力隊員全員の一時帰国は1965年の協力隊事業の開始以来、初めてだという。現在派遣中の隊員はおよそ2000人で76カ国で活動。中国、モンゴル、ヨルダン、ジブチの4カ国に派遣していた約100人全員が18日までに帰国した。他の72カ国約1900人についても すでに帰国したり、帰国に向けて調整中だったりする 。隊員が新型コロナに感染した事例は確認されていないが、JICAは、帰国後2週間は自宅などで自主隔離するよう要請している。

広報室の担当者は、派遣国での活動再開の時期について「世界の情勢によるため、現時点では分からない」としている。19日午前6時現在の外務省のまとめによると、日本からの渡航者に入国制限を実施しているのはインドやネパール、ホンジュラスなど112の国・地域。日本からの入国後に医療機関で14日間の隔離措置を取るなど行動制限を設けているのはウルグアイやセルビア、ラオスなど88の国・地域に上る。

駒ケ根市のJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所によると、上伊那地方から派遣されている任期途中の協力隊員は4人(伊那市2人、駒ケ根市2人)。協力隊の活動を支援する伊南地域の住民団体「駒ケ根協力隊を育てる会」の有賀秀樹会長は「隊員たちが帰国している間、できる限りのサポートをしていきたい」と話している。

協力隊をめぐっては、今月下旬から順次派遣予定だった約300人の派遣延期が決まっている。広報室によると、派遣時期の見通しは立っていないという。

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