Webから本予約 伊那図書館で貸出数増加

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カウンターで予約した本を借りる親子

新型コロナウイルスの感染拡大による一斉休校が続く中、伊那市伊那図書館ではインターネットから予約する本の貸出数が大きく増えている。感染予防策として棚から本を選ぶことができないため、司書のお薦め本をウェブに載せて利用を後押し。自宅で過ごす時間の増加とともにニーズが高まり、一度に10冊以上まとめて借りる親子連れの姿もある。

同館によると、市内小中学校の休校が始まった3日から18日にかけての予約利用は4148冊となり、前年同期と比べて3倍近くになった。1回の貸出数に制限はなく、貸し出し中を除けば予約した日に受け取りもできる仕組み。

事前に予約することで館内の滞在時間を大幅に短縮。返却した本はアルコール消毒液を使って1冊ずつ拭き取るなど、感染予防を強化している。

同館のホームページでは、自宅で過ごす小学生向けの児童書リスト「おるすばん応援」の第2弾として、「えほん」「よみもの」の区分から計50冊を紹介。併せて大人向けの小説や実用書など70冊も取り上げている。読みたい本が分からない利用者から反響があり、半数近くが貸し出されているという。

親子で訪れた同市山寺の唐木奈美恵さん(37)は「外出を控えて家の中で過ごすことがほとんど。学校の図書室が閉まっているので、利用できてありがたい」。長男で伊那小学校2年の一瑳君(8)は「休みが長いから、動物の本をたくさん読める」と絵本を抱えた。

予約はネットに加え、電話やファクスでも受け付ける。手提げ袋いっぱいの本を借りた同市美原の主婦北原幸子さん(69)は「予定していた公民館講座や社交ダンスがすべて休止。自宅で一日中読書をしている」と話した。

北原善昭館長(45)は「この機会にじっくりと本を読み、豊かな時間を過ごしてもらえたら」としている。予約のみの貸し出しは、31日まで続く予定。

問い合わせは同館(電話0265・73・2222)へ。

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