2020年3月23日付

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右を見ても左を見てもマスクをした人ばかり。仕方がないことだが、集団になると少し異様な感じもする。表情が分からないから、みんな同じ顔に見える。文字通りマスク=仮面のようである▼マスクを着ける人が増える中で、路上などに捨てられたマスクも見られる。むやみに触れば感染する可能性があるといい、ごみ拾いのボランティア活動にも影響が出ていると一部報道で伝えていた。東京のNPO法人は2月下旬から活動を休止した。マスクのほかにもたばこの吸い殻などに触れることで感染するリスクがあるためという▼そもそもポイ捨ては許されない行為だが、それが感染源になりかねない。感染拡大を防ぐためにも良識ある行動が求められそうだ。マスクの外し方にも正しい方法があるようで、なるべくマスクの表面に触らないようゴムひもを持って顔から外すのだという。マスクの外し方なんて今まで考えたこともなかった▼専門家によれば、マスクはせきやくしゃみの症状がある人が飛沫による他人への感染を防ぐために有効とされるが、健康な人がマスクを着けても感染を防げるかどうか科学的な根拠はないという。過信は禁物である▼それでもドラッグストアの前に並んでいる人の行列を見ると、なんとなく焦りを感じる。品薄は一向に改善されない。早くこんな状況から抜け出したい。息苦しいのはマスクのせいばかりではないだろう。

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