県内産牛乳購入を JA全農長野が販促活動

LINEで送る
Pocket

買い物客に県内産牛乳の購入を呼び掛けるJA全農長野職員=茅野市のファーマーズサン・ライフ

新型コロナウイルス感染拡大防止のために全国の小中学校が臨時休校となり、学校給食用牛乳の製造が停止したことで牛乳の消費量が減少している。これを受け、JA全農長野は22日、県内のA・コープ5店舗で牛乳の販売促進活動を行った。各店舗では職員が牛乳用調味料を配布し、買い物客らに県内産牛乳の購入を呼び掛けた。

全農長野によると、県内で生産される生乳は1日約240トンで、このうち学校給食用には全体の約10%が使用されているという。新型コロナウイルス感染拡大により、学校給食への供給が停止しただけでなく、飲食店やホテル、旅館などへの供給も減るなど、酪農に大きな影響が出ているという。

乳牛は、毎日2回搾乳しないと乳房炎になる可能性があり、最悪の場合、死に至ることから、搾乳を止めることはできないという。一方で消費量は減少して過剰生産状態となり、余った生乳は買い取り価格の安い加工用に回され、農家の収入が減っている状況だ。

諏訪地方での販促活動は、茅野市のファーマーズサン・ライフと富士見町のファーマーズ富士見店で行われ、職員たちが酪農の置かれる厳しい現状を説明し、各家庭での消費拡大を呼び掛けた。

全農長野の担当者は「消費が落ち込めば酪農をやめてしまう農家が出てくるかもしれない。県内の酪農産業、酪農家を守るためにも、家庭での牛乳消費を少しでも増やしてもらえれば」と訴えていた。

おすすめ情報

PAGE TOP