諏訪地域の声 東京五輪・パラ1年延期

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で東京五輪・パラリンピックの1年程度延期が決定して一夜明けた25日、諏訪地域の住民からは「中止にならず良かった」「頑張る選手が見られなくて残念」などの声が聞かれた。4年に1度のスポーツの祭典を誰もが楽しめるよう、感染症の終息後に大会が安全に行われることを望む声も上がった。

「各国が平等な条件で試合をするには良い決断。長い歴史のある五輪が中止にならず、延期になって良かった」。諏訪市の少年野球チーム「中洲トチンボク」の顧問で建設会社の古河一浩社長(54)は胸をなで下ろした。

茅野市玉川の奥谷信隆さん(75)は「判断は遅かったと思うが、ちゃんと決断したことは評価したい」と受け止めた。岡谷市神明町の浜東洋司さん(79)や富士見町富士見の自営業永井秀直さん(73)は「延期は仕方ない」と話した。

諏訪市湖岸通りの映像作家百瀬篤さん(71)は「世界中が気持ち良く受け入れた中で五輪を開くことが一番」と述べた。企業枠で聖火リレーの走者に選ばれていた山岳気象予報士の猪熊隆之さん(49)=茅野市=は「コロナウイルスの終息後にしっかり東北からリレーがスタートし、被災地を勇気づける形になれば」と期待した。

一方で延期を残念がる声も。原村の調理師、田口夕季さん(53)は「楽しみがまた一つなくなった。楽しいイベントが1年延びたと切り替えられればいいが、今は心の余裕がない」。下諏訪町下諏訪南小学校4年の大内愛茉さん(10)は「サッカーとテニスをテレビで見るのが楽しみだった。頑張る選手が見られなくて残念」と話した。

岡谷市はカナダのホストタウンとして卓球選手団の受け入れを予定している。今井竜五市長は「引き続きカナダとの関係を保ちながら今までやってきたことを継続し、実現に向けて取り組む」と述べた。

五輪延期を受けて仕切り直しになった聖火リレーの会場になっている諏訪市の金子ゆかり市長は「多くの人が安心安全で楽しい五輪を迎えられるよう準備したい」と前向きに捉えた。

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