戦前戦後の御柱祭紹介 岡谷で映像鑑賞会

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戦前戦後の諏訪大社御柱祭の様子をDVDで観賞する催しが21日、岡谷市のライフプラザマリオであった。1932(昭和7)年の下社御柱祭の山出し、里曳(び)きを中心に、戦後初の50年(同25)年の祭りも紹介。約50人が来場し、当時の曳行(えいこう)風景を興味深く見た。

御柱祭は時代とともに変わってきているが、祭りの原点を考える機会にしたい―と有志5人が発起人となり開催。うち1人が所有するフィルム映像を納めたDVDでスクリーンに映し出した。

DVDは2枚、映像時間は計約1時間10分。音はなく映像のみで、下諏訪町広瀬町で写真店を経営する城取誠さん(85)と、宮坂源吉さん(67)=同東山田=が解説を加えた。

映像では萩倉集落下の木落としや春宮への木落とし、のちの伊勢湾台風で倒れたという杉並木の大門通りや春宮、秋宮境内のにぎわいぶり、車地を使っての建て御柱などのほか、長持ちや騎馬行列、花笠踊りも紹介された。

50年の御柱祭の秋宮一之御柱は大きかったとされ、城取さんは「戦争が終わり、今まで伐採されなかった大きな木を若い人たちが希望。戦地から帰ってきた人たちとも曳きたかったから特に太くなった」と説明した。

観賞後、坂本正人さん(66)=同大門=は「今と服装や履物も違うことが分かったし、力を合わせて奉仕しようという当時の氏子たちの気持ちが伝わってきた」と話した。発起人代表の黒田良夫さん(84)=同久保海道=は「記録を伝えていくことは大切で、記録をまとめるきっかけづくりになれば」と願っていた。

城取さんが持ち込んだ古い写真約50枚も置かれ、映像観賞後、城取さんが希望者に説明した。

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