2020年3月27日付

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3月27日は「さくらの日」とか。3×9(さくら)の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期から、日本さくらの会が1992年に制定した。今年は暖冬で春の訪れが早く、この地域でも暦に合わせて桜を楽しめそうだ▼同会のホームページで、伊那市の高遠城址公園と飯島町の千人塚公園が「全国さくら名所」として紹介されている。高遠は「天下第一の桜」で名高いが、千人塚も城ケ池に映る千本桜などでかつては指折りの名所として親しまれた▼地元商工会などが植樹した「千本桜」も80年以上が経過し、近年は樹勢が衰えて病気も目立つように。そこで町は「千人塚四季彩プロジェクト」に着手。オーナー制度を採用し3年間で150本を植え替える計画で、初年度は昨年11月に50本の苗木を植樹した▼樹種はソメイヨシノからジンダイアケボノに転換。花は少し小ぶりでやや赤みが強いのが特徴らしい。寿命60年ともいわれテングス病に弱いソメイヨシノに比べて抵抗力が強いため、後継品種として各地で植え替えが進んでいるという▼近い将来、ソメイヨシノを懐かしむ日が来るのだろうか。南北に長く標高差のある県内は、長い期間桜を楽しめる。新型コロナウイルスの影響で各地の桜祭りは縮小されるようだが、この春は「団子より花」に気持ちを切り替え、世代交代に心を寄せて桜を楽しんでみたい。

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