大人と来店小学生以下2人 ミニクレープ無料

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無料サービスのミニクレープを受け取った親子。わが子の喜ぶ姿に母親も笑顔に

クレープの店舗運営と移動販売を行っている「サニーズ」(諏訪市四賀)代表の平田由喜美さん(45)は、大人と一緒に来店した小学生以下の子ども2人までミニクレープを無料にするサービスを始めた。売り上げで大きなウエートを占める移動販売は相次ぐイベント自粛で4月いっぱいまで「ほぼ全滅」。それでも「世の中なんとなく暗い雰囲気だけど、子どもたちにはせめておいしいクレープで元気を出してほしい」と思いを込める。

クレープの移動販売は毎年春と秋が書き入れ時。3月から出店依頼が入り始め、春から初夏にかけては各地のイベントでクレープを販売している。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的にイベントが次々と自粛し、出店もキャンセル。Jリーグの松本山雅FCの試合時にも出店しているが、公式試合も延期され、再開の見通しは立っていない。平田さんは「かなり厳しい」とため息をつく。

3月に入り、諏訪地域でも臨時休校が始まると、外出しづらい雰囲気が広がり、「外で遊んでいると怒られてしまう」と悲しそうに話す子どもの姿に心を痛めていた。「私に何かできないか」。そうした気持ちから苦しい経営が続く中ではあったが、「少しでもハッピーを感じてほしい」とミニクレープの無料サービスを始めた。クレープ販売を通じてたくさんの無邪気な笑顔と出会ってきた平田さんは「スイーツは人を幸せにする」と信じている。

23日、母親や妹と店舗を訪れた平林朋ちゃん(7)は、妹と分け合いながらクレープを味わい、「宿題をやってからお店に来た。クレープはおいしい」と話していた。

梅雨が明けて真夏になると、クレープの需要は落ちてしまうため、春は大切な時期だが、移動販売の見通しは5月以降も立っていない。だからこそ「お店を訪れてくれた人たちに、そして肩身の狭い思いをしている子どもたちに元気になってほしい」と強く願っている。

ミニクレープの大きさは通常の約半分。いちごクリームやチョコバナナなど15種類を用意している。火曜定休。

問い合わせは同店(電話0266・55・6388)へ。

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