2020年3月30日付

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おっさん記者だが、車で流すのはKing Gnu(キングヌー)。茅野から伊那への杖突街道。通勤時は前作のアルバムと決めている。茅野側入り口で最初に戻すのが自分流。速度に気を付ければ4曲目を終えるところで峠だ。テンポが落ち着く中盤以降を伊那側の下り坂で聴く▼伊那勤務では音にたくさん出合った。街で森でアルプスを望む丘で。バイオリンなどの心地よい音を聴いた。楽、岳に高等教育の学。伊那は南信のガク都と印象を持った▼市内中学校では東京藝大生による器楽指導もある。前身校の初代校長を高遠出身の伊澤修二が務めた縁。昨年取材したのはキングヌーの2人の母校。先生って男性かな、ドキドキする…ヌーさんほどのイケメンそうはいないぞ…アハハ…。学生を待つ教室。皆との会話も頭に残っているから▼高遠の街道でバス停にペンキを施すのは藝大大学院の高井碧さんだ。地域を発信するバス停アート。約20カ所の完成が近づく。変化していく待合室を見るのも楽しみになった。「手伝ってくれたり休憩所を用意してくれたり。温かいんです」と高井さん。人や地域の温かさ。伊那の一番の魅力と自分は思う▼仕事では離れてしまうが、この道できっと何度も来る。居心地のよさを、すてきな人や景色を求めて。異動の先が「〇〇市」と知られると「近いじゃない。取材もできるね」。やっぱりいいな、伊那のこの感じ。

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