「ぐるっとタクシー」本格運行 伊那市

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「ぐるっとタクシー」の出発式であいさつする白鳥孝市長

伊那市は1日、人工知能(AI)を活用した自動配車乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の本格運行を始めた。天竜川西側地域の西春近や伊那西部、西箕輪の各地区と市街地を結ぶエリアを対象に運行する。先端技術を活用して地域課題の解決を図る新産業技術推進に関する取り組みの一環で、将来的には市内全域への拡大を目指す。

路線バスの撤退などに伴い、交通弱者、買い物弱者といわれる高齢者や運転免許返納者の支援が課題となる中、新たな地域公共交通として導入を検討。実証実験を重ね、3月17日からのプレ運行を経て本格運行となった。

AIが利用者の要求に応じて最も効率の良い配車やルートを判断し、タブレット端末を通じて運転手に知らせる仕組みで、複数の配車要求にも対応できるのが特徴だ。玄関先から玄関先まで送迎する「ドア・ツー・ドア」の利便性の高い公共交通サービスとして期待されている。

対象者は65歳以上の高齢者、運転免許返納者、障がい者で、運賃は1人1回500円。運転免許返納者、障がい者は半額の250円。電話、インターネット、ケーブルテレビから予約でき、インターネット、ケーブルテレビから予約した場合は300円となる。利用には事前登録が必要で、3月31日時点で741人が登録している。

初日は市役所で出発式が開かれ、あいさつした白鳥孝市長は「新しい時代の新しい交通が始まる。早い段階で市内全域に広げていきたい」と力を込めた。委託事業者を代表して白川タクシー(同市)の白川光朗社長(51)は「多くの人に利用していただけるよう利便性の向上に努めていきたい」と述べた。

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