5月11日に開催判断 諏訪湖上花火大会

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諏訪市の諏訪湖で8月15日に開く第72回諏訪湖祭湖上花火大会の実行委員会と運営委員会の合同会議は3日、市役所で開き、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、開催の可能性について話し合った。今後の感染状況や関係者の意見、他地区の花火大会の動向を注視しながら、5月11日の次回会合に事務局案を示し、開催の可否について判断することを確認した。開催日が「ブランド」として定着しているため、延期については選択肢から排除する。

実行委事務局の市によると、花火の打ち上げ台設置や企業への協賛依頼、有料桟敷席のチケット販売手続きを進める上で、5月11日が「タイムリミット」になる。合同会議には市や市議会、諏訪商工会議所、諏訪観光協会、消防団、交通安全協会などから関係者約60人が出席し、5月までに必要な経費を計上した予算を決めた後、非公開で1時間余り意見を出し合った。

市によると、「主催者の判断に従う」といった意見が出たほか、「やってほしい」と開催を望む声と、感染が終息していない現状の開催判断は「難しい」との指摘があった。「規模の縮小」に言及した参加者もいたという。

湖上花火大会は戦後混乱期の1949年、戦没者の追悼と市民生活の復興を願って始まった。全国的な知名度と規模を誇り、昨年は約4万発を打ち上げ約46万人を魅了した。宿泊施設にはすでに予約が入り、キャンセル待ちもある状態という。経済波及効果が58億7000万円に上るという民間の試算もあり、中止になった場合の地域経済への影響を懸念する声がある。

実行委会長の金子ゆかり市長は「新型コロナの状況がどのように進むか見えない中で、慎重に事を運ばないといけない。厳しい状況にあるスポンサーの意向も聞く必要がある。どのくらいの規模でできるのか、やるのか、やめるのかさまざまな観点から検討しないといけない」とした上で、「いずれもコロナ感染症の状況次第。感染者数がピークを越えて下がり局面に入れば勇気が出る。感染を拡大しない努力を皆さんにお願いしたい」と話した。

サマーナイトは実施方向
一方、諏訪観光協会や諏訪湖温泉旅館協同組合などでつくる実行委員会主催の「諏訪湖サマーナイト花火」は、実施する方向で検討している。7月26日から8月30日までの35日間(8月15日を除く)、約800発の花火を毎晩8時30分から15分間打ち上げる予定だ。9月5日の「全国新作花火競技大会」は検討中という。

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