小鳩園を児童発達支援センターに移行 伊那市

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児童発達支援センターへの移行を目指す小鳩園

伊那市は、児童発達支援事業所「小鳩園」(山寺)を児童発達支援センターに移行する。障がいや発達特性のある子どもや保護者への支援を強化する狙い。2020年度一般会計当初予算にセンター化に関する費用3735万円を計上している。21年度当初の設置を目指して準備を進める。

児童発達支援センターは児童福祉法に基づく施設。発達の遅れや障がいのある18歳未満の子どもを対象に日常生活における基本的生活習慣の指導、知識技能の体験、集団生活への適応訓練を行うとともに、子どもや保護者の相談、子どもを預かる施設への援助・助言を行う。

小鳩園は1975年に母子通園訓練施設として開設された。その後、「落ち着きがない」「指示が通らない」「集団行動が取りにくい」などの特性を持つ発達障がいへの認識の広まりを受け、市内保育園への巡回相談や乳幼児健診後の発達フォロー教室を開始。障がいや発達特性のある子どもの早期発見・支援に取り組んできた。

近年は発達特性の多様化が見られ、子どものライフステージに応じた適切な対応が求められているほか、発達障がいと虐待との関連を示す研究もあるという。

こうした現状を踏まえ、市は子どもや保護者への支援の充実を図るため、児童発達支援センターを設置する必要があると判断。これまで培ってきた小鳩園の実績を発展させる形で移行する。

センターには通園部門と相談部門を設置。従来の通園部門に加え、相談部門では臨床心理士など専門職員による相談や、保育園などを訪問して集団生活適応のための専門的な支援、担任らへの技術的指導・助言を行う。また、「発達支援ネットワーク会議」(仮称)を設置し、関係機関の連携による一貫した支援体制づくりを図る。

20年度はエレベーターや多目的トイレなどの施設整備を行い、センターの設置に向けた準備を進める。

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