公共施設の利用休止 上伊那で初の感染者

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公共施設の休止を知らせる張り紙=伊那市のいなっせ

県伊那保健所管内の上伊那地域で初の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、上伊那8市町村は7日、新型コロナウイルス感染症の対策本部会議を開き、対応を協議した。感染拡大を防止するため、多数の人が利用する公共施設の休止などを決めた。小中学校は現時点では休校せず、今後の状況を見て判断する方針だ。

伊那市の白鳥孝市長は対策本部会議終了後の記者会見で「早晩、こうした時が来ることは想定していた」と冷静に受け止めつつ、「これからじわじわ広がっていくのか非常に懸念している」と不安もにじませた。

伊那市は今月から生涯学習施設や屋内体育施設の利用制限を解除したが、上伊那で感染者が確認されたため、8日から30日まで再び利用を休止。美術館や博物館、日帰り温泉施設なども休館する。南箕輪村は村民体育館など屋内型の一般貸し出し施設を8日から21日まで閉鎖。箕輪町、飯島町も文化施設や体育施設の利用を休止する。

駒ケ根市は県外者が訪れる可能性が高いキャンプ場など市有施設の閉鎖を検討。伊藤祐三市長は緊急事態宣言を受けて「帰省や疎開で対象地域から流入することも予想される」と警戒感を示した。中川村も文化・体育施設の村外利用者の自粛を呼び掛けるほか、二つのキャンプ場を10日から閉鎖する。

行事・イベントも延期や中止を決定。宮田村は6月13日に予定していた中央アルプス国定公園指定記念イベントを延期、同1日からのレンゲツツジまつりを中止した。「イベントをやるか悩んだら取りやめる勇気を」と小田切康彦村長。辰野町も不要不急を除くすべての町関連行事の延期や中止を決めた。

小中学校については各市町村とも感染予防を改めて徹底した上で、現時点では休校しない方針。ただ、予断を許さない状況が続くことを踏まえ、伊那市は「休校を想定した教育環境づくり」として、インターネットを利用したオンライン授業の導入を本格的に検討する考えだ。

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