県要請受け臨時休校 上伊那7市町村の小中学校

LINEで送る
Pocket

阿部守一知事の臨時休校の要請を受け、上伊那地方8市町村教育委員会は8日、対応を協議し、中川村を除く7市町村の小中学校について、10日から23日の2週間の臨時休校を決めた。中川村も知事の要請に沿う方向で検討中としている。塩尻市と辰野町の組合立の両小野中は塩尻市の方針に沿い9日から休校する。多くの市町村は3月の臨時休校中と同様、放課後児童クラブ(学童保育・学童クラブ)を開設し、共働き世帯などの児童を預かる。

伊那市は8日、緊急記者会見を開き、市内21小中学校の臨時休校を発表した。全国的な感染拡大や上伊那地域でも感染者が確認されたことを踏まえ、決断したことを説明。各市町村も同様の判断を示し「保護者からも心配の声がある」(箕輪町教委)、「子どもたちの安心安全を第一に考えると、致し方ない」(南箕輪村教委)とした。

休校中の児童生徒に対しては、学級、学年ごと分散する形で登校日を設けたり、家庭訪問を行ったりして学習支援や健康観察を行う予定。伊那市ではICT(情報通信技術)を活用した学習支援も導入し、「学習に遅れが生じないようにしたい」(市内小学校校長)としている。

辰野町の小学6年の女子児童(11)は「他国の話だと思っていたけれど、再び休校になって、ウイルスが近くにあるのだと実感した。生活のリズムを崩さないように過ごしたい」。小中学生の子を持つ宮田村の30代女性は「学校に行かせることがずっと不安だったので良かった」と休校に理解を示した。

高校の臨時休校について、赤穂高1年の松下幸聖さん(15)は「入学したばかりで数人の友達がようやくできたところ。休校は寂しい」としつつ「治療薬もできていないので仕方がない」。上伊那農業高2年の西川歩夢さん(16)も「部活動(軽音楽部)のメンバーと練習に打ち込みたかった。楽器は家で練習したい」と前向きに話した。

おすすめ情報

PAGE TOP