自粛休業中に農業支援 伊那市の飲食店

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研修を兼ねて「Wakka Agri」の育苗ハウスで播種作業を手伝う「はしば」の八木さん(右から2人目)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、経営する飲食店4店の営業を自粛している伊那市の「はしば」は10日から、従業員研修を兼ねて農業支援を始めた。初日は5人が参加し、同市長谷地区で輸出向けのコメを生産する農業生産法人「Wakka Agri(ワッカアグリ)」が行う水稲の播種作業を手伝った。

播種作業は同市長谷中尾の育苗ハウスで行い、約700枚の苗箱に種をまき、ハウス内に敷き詰めた。農業支援は11日にも行う。

同法人はコメの海外輸出を手掛ける「Wakka Japan(ワッカジャパン)」(札幌市)が2017年に設立し、今年4年目の生産に入る。作業前には細谷啓太統括マネジャーが、肥料や農薬を使わないコメ作りや、耕作放棄地化していた農地を水田に復活させてきた取り組みを説明した。

例年会社全体で行う播種作業だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で社員は出張禁止。細谷さんは「4人で対応せざるをえない状況だったが、皆さんが応援に来てくれて助かった」と感謝した。

休業を前向きに捉え、伊那の魅力的な食の現場に触れることで生産者の思いを感じ、店の魅力向上に役立てようと参加した飲食店従業員ら。「はしば」の八木択真代表は「生産者がどんな思いで作っているのか学ぶために現場に来た。ワッカジャパンが、耕作放棄地には残留農薬がないというところにビジネスチャンスを見いだしたところにも学びたい」と話した。

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