諏訪日赤のダヴィンチ手術 100例に到達

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諏訪赤十字病院(諏訪市)は10日、2016年6月に南信地方で初めて導入した手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った呼吸器外科領域の手術数が100例に到達したと発表した。梶川昌二院長は「全国屈指の症例数が集まっている。今後もより安全で、根治性の高い手術を地域の皆さんに提供できるよう努力していきたい」と話している。

同病院は、地域がん診療連携拠点病院としてがん治療の体制充実に取り組んでいる。ダヴィンチは腹部に開けた小さな穴から内視鏡カメラやアームを差し込み、医師が立体画像を見ながら遠隔操作で腫瘍を除去する。手術時間の短縮や傷口が小さいことなど、患者の負担が軽減できるのが特長という。

ダヴィンチ導入後、16年10月には泌尿器外科、17年11月には呼吸器外科でそれぞれ初めて手術を開始した。18年12月には医師の技術と医療チーム、実績が評価され、同ロボット製造元の米国企業インテュイティブ・サージカルから症例見学施設に認定された。大学病院以外の市中病院では全国初だった。

呼吸器外科の手術数が100例に達したのは今年3月18日。同31日には103例に到達した。内訳は肺がんが75例、縦隔腫瘍が28例。このほか、泌尿器科で行った前立腺がんの手術が95例に上っているという。

日本呼吸器外科学会ロボット支援手術指導医で同病院第一呼吸器外科部長の吉田和夫医師は「呼吸器外科領域で県内唯一のダヴィンチ手術施行施設としてスタートし、技術の向上とスタッフの教育に尽力してきた。全国から見学者が訪れ、大学病院やがんセンターの手術指導に招聘されるまでに発展してきた」とし、「今後も安全な手術のために研さんを積み、ロボット支援手術のメリットを最大限に生かすことで、皆さまに貢献していきたい」と抱負を述べた。(唐沢宏)

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