刻字作品集「時を刻む」 伊那の石川さん発刊

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刻字作品集「時を刻む」を手にする石川さん

書家で刻字作家の石川三峰(本名・博)さん(69)=伊那市高遠町=が、刻字作品集「時を刻む」を発刊した。障がいを乗り越え、刻字で道を開いた石川さんの40年近い創作の記録として、自書・自刻の75作品を収録した。

A4判、35ページ。オールカラーで、漢詩や四字熟語、好きな字や好きな言葉を刻んだ作品を集めた。中でも制作に10カ月を要したという「千字文」(縦64センチ、横155センチの額装)は圧巻で、写真ながら、1千字を刻むことのすごさを感じさせている。

石川さんは27歳のときに、仕事中の事故で脊髄を損傷し、身体障がい者となった。リハビリを行いながら自宅療養中に、親戚の書家で刻字作家の宮澤梅径さんの誘いで刻字の展示会に出掛けたことがこの道に入るきっかけになったという。

宮澤さんに師事し、書や刻字を学んだ石川さん。現在は毎日書道展会員で、作品集には同展の秀作受賞作品も収めている。自身初の作品集を手に、「何十年もやってきたことを形にして残したかった。障がいがあってもここまでできるんだということを皆さんに知ってもらいたいし、刻字を楽しむ仲間も増やしたい」と話した。

100冊を印刷。希望者には実費で配っている。問い合わせは石川さん(電話0265・94・4410)へ。

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