林家やまびこさん 師匠提案の前座マスク作り

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「前座マスク」の仕上げ作業をする落語家の林家やまびこさん

新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててもらおうと、落語家林家彦いちさんの一番弟子で前座の林家やまびこさん(24)=東京都=が、オリジナルマスク「前座マスク」を下諏訪町で製作している。都内の寄席が休業要請の対象となり、実質的に無収入の状況が続く前座の“雇用支援策”として彦いちさんが提案。諏訪地域のものづくりに携わる技術者と共同で開発・製作し、近日中にインターネット上などで販売する。

諏訪地域の落語愛好者でつくる「諏訪湖落語会をやりたい人の会」が4月5日に企画した落語会に、子弟で出演する予定だった。やまびこさんは3月末、打ち合わせのため同町を訪れた。落語会は中止になったが、彦いちさんが同会会員にマスク作りを提案。レーザープリンターのプログラミングやパソコンのソフトウエアを使って設計ができる会員がいたことから、今月7日ごろから共同でマスクを作り始めた。

ポリエチレン素材の国産不織布を100%使用した。口紅などがマスクに付着しない立体形状にこだわった。ぬるま湯と中性洗剤で押し洗いし、日なたに1時間ほど干せば再び使えるといい、やまびこさんによると10回ほどは繰り返し使用できる。製作は機械を用いているが、熱溶接や最後の仕上げは手作業で、1日に約5時間ずつ作業する。

梱包、発送は妹弟子2人が東京で行う。彦いち一門総出のマスク作りにやまびこさんは「他の前座は経験できないこと。いつか落語のねたとして笑い話にできるよう、早く収束して寄席が開いてほしい」と話していた。

注文受け付けは彦いちさんのホームページ上で近日中に開始する。先駆けて同町大社通りの飲食店、「山猫亭はなれ」は22日午前11時~正午、店頭で販売する。3枚1セットで税込み1000円。100セット限定。1人2セットまで。電話での問い合わせは受け付けない。

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