緊急事態宣言 初の日曜日 上伊那

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満開を迎えた桜の花見客で人や車の出入りが頻繁にあった千人塚公園の駐車場=19日午後3時ごろ

新型コロナウイルス対策として国が緊急事態宣言の対象地域を全国に広げ、最初の日曜日になった19日。上伊那地方では感染予防を考慮して自宅で過ごす人の一方で、観光地を訪れる県外者や食料品を買い求める人の姿もあった。県では「感染を防ぐため不要不急の外出は避けて」と引き続き呼び掛けている。

宣言拡大後も都市圏を中心に感染者数は増加傾向。県内でも上伊那地方の感染者数の比率は高い。駒ケ根市に住む無職の男性(70)は「買い物を週1回に減らして極力外出を控えている」とし、自宅での読書や畑仕事に精を出す。他にも「大学生になり家を出た子どもの荷物を片付けた」(宮田村、女性会社員48)など、自宅で有効に時間を使おうとする人たちも目立った。

19日は快晴になり、「飯田市方面の大型店へ買い物に行った」という主婦(31)=中川村=も。飯島町の道の駅「田切の里」は普段の休日と変わらない来場者数で、中には他県ナンバーの車の観光客もいた。同道の駅農産物直売所の倉澤昇店長(61)は「感染対策と営業の間でジレンマを感じる。休業要請が出れば対応する」と述べた。

南箕輪村の大芝公園も前年並みの来場者があった。公園内で唯一営業する味工房ガレットカフェの楠好延店長(49)は「公園で過ごす家族連れのテークアウトでの食事が多かった」と話した。辰野町の荒神山公園は各施設の大半が休館しており、管理事務所によると、全般に平穏が保たれているという。

伊那市の通り町商店街は外出自粛が影響したのか、人通りの少ない日曜日に。ある男性商店主(76)は「もともと人出は少ないが、余計に少なく感じた」という。中には混雑するスーパーやホームセンターもあったが、駒ケ根市の女性会社員(39)は「1人で買い物をする人が増えた。感染対策の意識が高まったのでは」と推測した。

上伊那地方でベルシャインなどのスーパーを運営する「ニシザワ」(伊那市)の千葉稔専務(66)は「今後、大型連休に備えて各企業がどのような休み方をするのかを詳細に分析し、お客さまに分散して来店していただける手だてを考えたい」と述べた。

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