2020年04月25日付

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電話取材が苦手である。子どもの頃から左耳の聞こえが悪いことも影響しているかもしれない。右耳にスマホを当て右手でノートを取る必要が自分にはある。電話を終えて不安になる。相手の顔を見ず取材した自分。心情や願望を受け止めることができたのか、と▼対面取材に対して相手はどう思うか。人と人の接触を減らすことが求められている。大切な人を、医療や従事者を守るために必要なことだ。悩み、考え、また悩む。アポを取る電話でもいろいろ考えてしまう▼離れてつながる、孤立化させない│。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんの提言である。ネットやSNSで家族や仲間、地域とつながる動きが加速する。料理のテークアウト(持ち帰り)を始め、専用サイトにも登録した諏訪地域の飲食店は「苦しい経営は続くが、新しいお客様とつながることもできた」と言う▼自分に何ができるか悩んでいたところ、原村の手芸作家さんのブログに出合った。3月の本紙に作家さんの手作りマスクの記事が載ったことで「私の発信力では届かない層にまで伝わりました」。地域のお年寄りから欲しいとの連絡が来たという▼光が見えた気がした。ネットを利用しないシニア層にも自宅生活を豊かにする情報や癒やしの写真などを届け、紙面を通してしっかりと寄り添っていくこと。相手に配慮しながら取材をして。いま、そんな思いを強くしている。

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