「3密」防ぐ避難場所確保を 伊那市

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伊那市は、新型コロナウイルスの感染拡大期の災害発生に備え、各地区区長・町総代に避難場所の確保に関する協力を依頼した。避難場所や避難所は感染リスクが高まる「3密」(密閉・密集・密接)になりやすいため、施設の数を増やし、1カ所に集まる人数を減らす狙い。市が現在指定している緊急避難場所に加え、地区の会所などを活用していきたい考えだ。

市は災害時に避難生活を送るための指定避難所と、安全確保のため一時的に避難する指定緊急避難場所として計163カ所を指定している。主に小中学校や地区の公民館が対象となっており、指定避難所が指定緊急避難場所を兼ねている施設もある。

新型コロナウイスの感染拡大が続く中、災害時の避難に伴う感染リスクを懸念。被災地ではこれまでも避難場所・避難所でのインフルエンザやノロウイルスなどの感染症のまん延が問題となっていることから、感染力が強い新型コロナウイルスにも同様のリスクがあるとみている。

このため、現在のような感染拡大期に災害が発生した場合、市が指定する緊急避難場所以外の地域の施設を避難場所として開放してもらえるよう区長・町総代へ協力を依頼した。市は今後、避難場所になりそうな地区の会所などをリストアップし、災害時に使えるよう要請していく。

市危機管理課は「災害はいつ起きるか分からない。感染拡大の終息が見えない中で、防災対策の重要性を感じている」と指摘。「感染への不安から避難をためらう人も考えられる。3密をできるだけ防ぐためには施設を増やすことが有効であり、協力をお願いしたい」と話している。

市も空いている市有施設を活用したり、民間企業の施設を借りたりすることができるよう検討していく考え。「引き続き地域の皆さんと連携して新型コロナウイルスの感染拡大防止と災害発生時の市民の安全確保に努めていきたい」(同課)としている。

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